アンチテエゼ

 

暗い墓標のもっと奥で眠れぬ自分が疼きだす。
戒律の守護神、理性に説く。
ダダに生きよ、誤差はそのまま基準にすればいい。

「腐った夜明けに聳え立つ金字塔を倒せ。
鋭角と鈍角の見方は自由だ。」

狂った価値観をもっと噛んで、逆賊の名を甘んじて受けよう。
親愛なる暴君、本能に説く。
抑圧された感覚に泣いて何がエゴか?

「盲目の視界に落ちた蜘蛛の糸を掴め。
現実と真実の区別は無意味だ。」

アウフヘーベンにより立証された異端者の純粋な精神を、
極論と賛美するダダ。
同情で汚すエゴ。
下卑た矛盾が更にオレを狂わせる。

「行き場が無いなら誕生を呪え!
そうすれば存在が肯定される。」

「もう、何も判らない…。」
「何でもいい…。」
「どうでもいい…。」

『誰が為のアンチテエゼ… それでいいじゃないか…。』

“Was ist die Antithese?”

 

〜しかし私がいる限り、キミが矛盾と欺瞞に満ちた男である事に変わりはない。